議案第1号〜第7号(提案理由説明)

 次に、日程第6 施政方針並びに議案第1号から議案第7号まで、平成17年度砺

波地方介護保険組合一般会計予算ほか6件、及び報告第1号専決処分の承認を求

めることについてを一括議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。 理事長 安念 鉄夫君

 

 [理事長 安念 鉄夫君登壇]

 

○理事長(安念 鉄夫君)

本日ここに、砺波地方介護保険組合の2月定例会を開催いたしましたところ、議員各位には、ご多忙中にもかかわらず、ご出席を賜り厚く

お礼申し上げます。

また、本定例会は、市町村合併により、当組合構成市町村が、昨年11月1日をもって、12市町村から4市町に構成が変更されて以来、初めての議会であります。新たに選出されました議員各位には、心からお祝いを申し上げますとともに、円滑な議会運営を図られ、組合の発展にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

はじめに、介護保険事業を取り巻く情勢について申し上げます。

介護保険制度が施行され5年が経過し、2年がかりで制度全般に亘って検討を加えておりました改正案が、現在、国会で審議中であります。その内容をみますと、予防重視型システムへの転換や施設給付の見直しに着手することをはじめ、保険者が事業者を指定する「地域密着型サービス」の創設など、新たなサービス体系の確立などを柱としております。

なお、見直しの最大の焦点であった被保険者の年齢引き下げ及び障害者施策との統合は社会保障制度の一体的見直しに呼応することとし、今回の改正案の中では、附則に盛り込まれる予定であります。結果的には、「介護保険制度の普遍化」は、先送りとなり、当面必要な改革にとどまる見込みであります。

いずれにしろ、介護保険の制度自体をより実効性のあるものにするために、改革の趣旨に添い、被保険者の立場にたって取り組むことが必要であると考えております。

次に、全国の状況につきましては、平成16年9月末現在、65歳以上人口は、2,472万人、制度がスタートして4年半で307万人増、要介護認定を受けた人は402万人で184万人増、特に要支援、要介護1の認定を受けた人が増えております。そのため、介護保険の総費用は、本年度予算6.1兆円となり、5年間で2.5 兆円の増加となる見込であります。

また、当組合の状況につきましては、平成12年の制度発足時、要介護認定者は3,105人でありましたが、平成16年9月末には5,595人となり、管内の65歳以上人口38,990人の14.3%が認定を受けたことになります。10月のサービス受給者は、平成12年4月と比較して、在宅が3,217人の77%増、施設が1,622人の38%増となっており、在宅サービスの利用が大幅に伸びております。

次に、介護保険事業計画の見直しについてでありますが、現在、国で進めております制度改正に基づき、新年度において、平成18年度以降3年間の介護保険料の算定も含んだ第3期事業計画を作成いたしたいと存じております。

この事業計画の策定にあたりましては、一般公募委員も入れた介護保険事業計画策定懇話会を組織し、住民の意見を反映させた計画といたしたいと考えております。

今後とも、この地域の介護保険をどうしていくのかを議論していただくとともに、地域の住民相互による支え合いのネットワークづくりのために、議員各位をはじめ住民の皆さんのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

これより本日提案いたしました議案についてご説明申し上げます。

議案第1号 平成17年度砺波地方介護保険組合一般会計予算につきましては、歳入歳出総額 154,000千円(前年度比1.3%増)を計上するものであります。歳出につきましては、事務局職員の人件費及び電算関係の新機種リース料や保守管理料等を精査のうえ計上いたしたものであります。これらの歳出の財源といたしましては、市町分担金、前年度繰越金等を充てようとするものであります。

議案第2号 平成17年度砺波地方介護保険組合介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額10,310,000千円(前年度比2.8%増)を計上するものであります。歳出につきましては、総務費として、介護認定審査会開催にかかる認定調査費、主治医意見書作成費及び介護相談員派遣事業費や介護保険事業計画作成にかかる経費等を計上するものであります。また、保険給付費として、第2期介護保険事業計画に基づき、前年度の実績を参考に、1ヶ月当り居宅サービス受給者3,450人、施設サービス受給者1,594人、計5,044人余りの方の給付費及びケアプラン作成料を、精査の上、必要最低限度の費用を計上するものであります。歳入につきましては、保険給付費を保険料と公費で、それぞれ50%ずつ賄うことから、第1号被保険者保険料18%、支払基金交付金(第2号被保険者保険料分)32%と、国25%、県12.5%、組合負担12.5%となります。組合負担分については、各市町の給付実績に基づき、毎月請求することにいたしております。なお、不足する財源につきましては、基金繰入金、前年度繰越金等を充てるものであります。

議案第3号 平成16年度砺波地方介護保険組合一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ48,820千円を追加補正し、予算総額200,820千円になるものであります。その内容につきましては、市町村合併に伴う事務処理システム(ライフパートナー)の更新のための経費として、国より交付された広域化支援補助金を受け入れるとともに、事務サーバー、インターネットサーバーの更新費用を増額補正するものであります。

議案第4号 平成16年度砺波地方介護保険組合介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ120千円を追加補正し、予算総額10,031,707千円になるものであります。その内容につきましては、保険給付費のうち、デイサービスやデイケアの通所系利用者の増加による居宅サービス給付費を増額するとともに、施設利用者の当初見込み減による施設介護サービス給付費を減額するものであります。そのほか、準備基金積立金の定期預金利子を予算計上し、この基金に編入するものであります。

議案第5号 平成17年度分担金に関する構成市町の分賦の額及び納付期日につきましては、事業に要する経費の分担基準及び納期を定めるものであります。

議案第6号及び議案第7号の規約の変更につきましては、当組合が加入する富山県市町村総合事務組合、富山県町村公平委員会において、合併等に伴い加入あるいは脱退する地方公共団体が生じましたので、所要の変更をするものであります。

報告第1号につきましては、専決処分をしたものについて議会に報告し承認を求めるものであります。

 以上をもちまして、本日提案いたしました諸議案の提案理由の説明といたします。

何とぞ、慎重にご審議のうえ、可決、承認を賜りますようお願い申し上げます。

 

○議長(宮西 佐作君)

 この際、暫時休憩いたします。

 

[午後3時30分 休憩]

 

―議案説明会開催―

 

[午後4時35分 再開]

 

○議長(宮西 佐作君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより一般質問並びに提出案件に対する質疑を行います。

質問の通告はございません。

この際、質疑はございませんか。

(「質疑なし」と発言する者あり)

 質疑なしと認めます。

 これより討論に入ります。

 討論はございませんか。

(「討論なし」と発言する者あり)

  討論なしと認めます。


            
議案第1号〜第7号(採決)

これより議案第1号から議案第7号を一括して採決いたします。

 お諮りいたします。

 議案第1号 平成17年度 砺波地方介護保険組合 一般会計予算

議案第2号 平成17年度 砺波地方介護保険組合 介護保険事業 特別会計予算

議案第3号 平成16年度 砺波地方介護保険組合 一般会計補正予算(第1号)

議案第4号 平成16年度 砺波地方介護保険組合 介護保険事業 特別会計補正予算(第2号)

議案第5号 平成17年度 分担金に関する構成市町の分賦の額 及び 納入期日について

議案第6号 富山県市町村総合事務組合を組織する 地方公共団体の数の減少及び規約の変更について

議案第7号 富山県町村公平委員会を組織する 地方公共団体の数の減少 及び規約の変更について

 以上の7議案を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

  [起立全員]

 起立全員であります。 

 よって議案第1号から議案第7号については、原案のとおり可決されました。

 次に、報告第1号を採決いたします。

お諮りいたします。

報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、

専決処分第1号から第3号まで、原案のとおり承認することに 賛成の諸君の起立を求めます。

[起立全員]  

 起立全員であります。 

よって報告第1号については、原案のとおり承認されました。

以上、日程第6の議案及び報告については、すべて可決及び承認されました。