議案第10号〜第13号(提案理由説明)

 次に、日程第6 施政方針並びに議案第10号から議案第13号まで、平成17年度砺波地方介護保険組合一般会計補正予算  第1号 、ほか3件について を一括議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。理事長 安念 鉄夫 君

 

  【理事長 安念 鉄夫 君登壇】

 

○理事長(安念 鉄夫 君)

本日ここに、砺波地方介護保険組合の8月定例会を開催いたしましたところ議員各位には、ご多忙中にもかかわらず、ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。

また、ただいまは円満裡に副議長をはじめ議会役員がそれぞれ選任されました。心からお祝い申し上げますとともに円滑な議会運営を図られ組合の発展にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

はじめに介護保険事業の状況につきまして申し上げます。

平成12年度から介護保険制度が施行されて以来5年が経過し、本年度は第2期事業計画の3年目を迎えております。施行後5年で見直すことになっておりました介護保険法は、先の通常国会において改正法が成立いたしました。その内容をみますと、特に保険者の立場で対応を迫られるのは、介護予防の推進を基本として新規に導入されます「新予防給付」と「地域支援事業」であります。その実施にあたり、軽度の要介護者が対象となる新予防事業の内容を決める基準などは、今後、政令・省令で定めることとなっております。

また、今年10月からは、特別養護老人ホームなど介護施設等の居住費、食費が自己負担となり、入所者は、所得に応じた負担限度額までを負担し、残りの差額は、介護保険の給付対象となります。新料金体系の導入を1ヵ月後に控え、利用者への周知、システムの改修等の作業を急いでいるところであります。

併せて、本年度は第3期目の介護保険事業計画の策定年度であり、現在、計画策定委員会及び住民代表者や一般公募委員で構成した計画策定懇話会を開催し、今後の利用者の状況やサービス内容等について議論しているところであります。

次に、組合管内の状況につきましては、3月末現在で要介護認定者数が5,633人となり、管内の65歳以上人口39,091人の14.4%の方が認定を受けたことになります。平成16年度の介護サービス受給者(月平均)は、在宅者3,180人と施設入所者1,596人を合わせて、4,776人であります。これらに対する介護保険給付額は1か月当り799,269千円で、内訳は居宅が298,470千円、施設が495,760千円となっており、居宅サービスが昨年度に引き続き大きな伸びを示しております。

次に、平成16年度の一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算につきましては、それぞれ26,820千円と211,550千円の黒字決算になったところであります。

特別会計では、特に、在宅サービスのうち通所介護、訪問介護、短期入所サービス等が住民に浸透するとともに、福祉用具貸与が大幅な伸びを示しており、計画給付額に対し106%の執行率となっております。

一方、保険料の収納につきましては、現年度調定額1,684,560千円に対し、収納済額1,674,526千円で、収納率は99.4%となり、前年度と同様になっております。今後とも、構成市町と連携を密にし、収納率向上に努めてまいりたいと思います。

また、広域的に取り組んでいることが、電算共同処理や介護認定審査会、認定調査等の事務の効率化、さらには経費節減につながっているものと存じております。

今後とも、保険財政の健全な運営に努めるとともに、広域化したメリットを充分に生かしながら介護保険制度の推進に努めてまいりたいと存じます。

これより本日提案いたしました議案についてご説明申し上げます。

議案第10号 平成17年度一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,289千円増額補正し、歳入歳出予算総額は、157,289千円となるところであります。

その補正内容は、財務会計・給与計算の電算システムの改修委託費用を、増額補正するものであります。

議案第11号 平成17年度介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ144,550千円増額補正し、歳入歳出予算総額は、10,454,550千円となるところであります。

その補正内容は、制度改正に伴う電算システムの改修費、準備基金積立金及び前年度の国県負担金等の返還金が生じましたので、精査のうえ計上いたしたものであります。

議案第12号 決算の認定につきましては、平成16年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して議会の認定を求めるものであります。

議案第13号の規約の変更につきましては、当組合が加入する富山県町村公平委員会において、合併等に伴い脱退する地方公共団体が生じましたので、所要の変更をするものであります。

以上をもちまして、介護保険の状況と本日提案いたしました諸議案の提案理由の説明といたします。

何とぞ、慎重にご審議のうえ、可決及び認定を賜りますようお願い申し上げます。


           
決算審査報告

○議長(宮西 佐作君)

 次に、監査委員から平成16年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算審査結果の報告がございます。監査委員 清水 外茂雄 君

   

【監査委員 清水 外茂雄君登壇】

 

○監査委員(清水 外茂雄君)

平成16年度の砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算につきまして、去る7月14日に砺波市高齢者能力活用センターにおいて審査いたしました。

以下、決算審査の状況について簡単にご報告申し上げます。

検査の方法につきましては、平成16年度砺波地方介護保険組合の一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算書が、議会で議決された科目によって適正に執行されているか否かを確かめ、予算額並びに収入及び支出済額については、議決予算書並びに証拠書類等に基づいて作成された現金出納簿などと計数照合を行ない、また、歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書の調査を行なうとともに、すでに実施した例月出納検査の状況を参考にし、関係職員の説明を聴取しながら審査を行なったところであります。

決算状況につきましては、当年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額の合計は、歳入が101億6,269万9,153円、歳出が99億2,432万8,466円で、差引剰余金は2億3,837万687円と相成っております。

決算の概要並びに審査につきましては、お手元にお渡ししてあります決算審査の意見書のとおりであります。

介護保険制度の施行から5年間が経過し、平成16年度は第2期事業計画の2年目に当たり、急速な高齢化の進展と需要の拡大により介護保険事業は益々重要なものとなっています。また、昨年11月に組合管内の構成市町村で合併があり、新たに砺波市、南砺市が誕生しました。このため、広域化に対応した介護保険システムの改修や電算機器の整備が行われました。

基金については、基金条例の設置目的に沿って執行されており、適正に運用されております。

今後とも、健全財政を維持し効率的な運用に努めながら、多様化するニーズの中で更なる事業の発展を望むものであります。

最後に、審査に付された決算書並びに付属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算計数は、証拠書類及び諸帳簿と符合し、適正に処理されていたことを申し上げ、簡単ではありますが、決算審査のご報告といたします。

 この際、暫時休憩いたします。

[午後 2時27分]

 

議案説明会開催


               
議案第10号〜第13号(採決)

[午後3時38分 再開]
○議長(宮西 佐作君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

これより一般質問並びに提出案件に対する質疑を行います。

質問の通告はございません。この際、質疑はございませんか。

  (「質疑なし」と発言する者あり)

質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はございませんか。

  (「討論なし」と発言する者あり)

討論なしと認めます。

これより議案第10号、議案第11号及び議案第13号を一括して採決いたします。

お諮りいたします。

議案第10号 平成17年度 砺波地方介護保険組合 一般会計補正予算(第1号)

議案第11号 平成17年度 砺波地方介護保険組合 介護保険事業 特別会計補正予算(第1号)

議案第13号 富山県町村公平委員会を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について

以上3議案を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

  (起立全員)  

起立全員であります。 

よって議案第10号、議案第11号及び議案第13号については、原案のとおり可決されました。

次に、議案第12号を採決いたします。

お諮りいたします。

議案第12号 平成16年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の決算の認定について

原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

(起立全員)  

起立全員であります。

よって議案第12号は原案のとおり認定されました。


              
閉会中の継続審査

 次に、日程第7 閉会中の継続審査について を議題といたします。

議会運営委員会から、お手元にお配りしてあるとおり閉会中の継続審査の申し出があります。

お諮りいたします。

議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。

  (「異議なし」と発言する者あり)

ご異議なしと認めます。

よって、議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。

以上をもって、本定例会に付議されました諸案件の審議はすべて議了いたしました。