議案第16号〜第17号(提案理由説明)
次に、日程第3 施政方針並びに議案第16号から議案第17号まで、平成18年度砺波地方介護保険組合介護保険事業特別会計補正予算 第1号ほか1件、及び報告第2号専決処分の承認を求めることについてを一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。理事長 安念 鉄夫
君
(安念理事長登壇)
○理事長(安念 鉄夫君)
ご苦労様でございます。提案理由の説明を行います。
本日ここに、砺波地方介護保険組合の8月定例会を開催いたしましたところ、議員各位には、ご多忙中にもかかわらず、ご出席を賜り厚くお礼を申し上げます。
はじめに、介護保険事業の状況について申し上げます。
平成12年度から介護保険制度が施行されて以来6年が経過し、本年度は、第3期事業計画の第1年次となります。昨年大幅な制度改正が行われましたが、新規に導入されました「新予防給付」、「地域支援事業」等は、本年4月からいよいよスタートいたしました。その実施にあたっては、利用者・対象者の立場にたつことは勿論のこと、管内でのサービスの平準化も肝要であることから、関係機関や関係者に対し、説明会・研修会等を開催してきたところであります。
また、第3期目の保険料につきましては、基準月額を3,500円から3,700円に改定し、先般被保険者各位に賦課通知をいたしました。なお、県内の平均保険料月額は4,461円、全国は4,090円となったところであります。
次に、組合管内の状況につきましては、3月末現在で、要介護認定者数が5,443人となり、管内の65歳以上人口36,357人の15.0%の方が認定を受けられておられます。平成17年度の介護サービス受給者月平均は、在宅者3,286人と施設入所者1,576人を合わせて、4,862人であります。これらに対する介護保険給付額は1か月当り792,190千円で、内訳は居宅が313,945千円、施設が462,767千円、その他 15,478千円となっており、居宅サービスが昨年度に引き続き若干の伸びを示しております。
次に、平成17年度の一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算につきましては、それぞれ18,089千円と343,161千円の黒字決算になったところであります。
特別会計において、保険給付費総額は9,506,278千円となり、昨年10月からの介護保険施設等の居住費・食費の見直し及び11月の市町村合併による福岡町の脱退もあり、前年度と比較して0.9%の減となっております。
一方、保険料の収納につきましては、現年度調定額1,628,322千円に対し、収納済額1,617,934千円で、収納率は99.4%となり、前年度と同様になっております。今後とも、構成市と連携を密にし、収納率向上に努めてまいりたいと思います。
また、広域的に取り組んでいることが、電算共同処理や介護認定審査会、認定調査等の事務の効率化、さらには経費節減につながっているものと存じております。
今後とも、保険財政の健全な運営に努めるとともに、広域化したメリットを充分に生かしながら介護保険制度の推進に努めてまいりたいと存じます。
これより、本日提出いたしました議案等についてご説明申し上げます。
議案第16号 平成18年度介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ241,079千円増額補正し、歳入歳出予算総額は、9,681,079千円となるところであります。
その補正内容は、制度改正に伴う電算システムの改修費、準備基金積立金及び前年度の介護給付費国庫負担金等の返還金が生じましたので、精査のうえ計上いたしたものであります。
議案第17号 決算の認定につきましては、平成17年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して議会の認定を求めるものであります。
報告第2号につきましては、急を要し専決処分をいたしたものについて、議会に報告し承認を求めるものであります。
以上をもちまして、介護保険の状況と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
何とぞ、慎重にご審議のうえ、可決、認定及び承認を賜りますようお願い申し上げます。
決算審査報告
○議長(島田 勝由
君)
次に、監査委員から平成17年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算審査結果の報告がございます。監査委員 清水 外茂雄 君
【監査委員 清水 外茂雄
君 登壇】
○監査委員(清水 外茂雄
君)
決算審査の結果報告を申し上げます。
平成17年度の砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算につきまして、去る7月11日に砺波市高齢者能力活用センターにおいて審査いたしました。
以下、決算審査の状況について簡単にご報告いたします。
検査の方法につきましては、平成17年度砺波地方介護保険組合の一般会計及び介護保険事業特別会計の 歳入歳出が、議会で議決された科目によって適正に執行されているか否かを確かめ、予算額並びに収入及び支出済額については、議決予算書並びに証拠書類等に基づいて作成された現金出納簿などと計数照合を行ない、また、歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書の調査を行なうとともに、すでに実施した例月出納検査の状況を参考にし、関係職員の説明を聴取しながら審査を行なったところであります。
決算状況につきましては、当年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額の合計は、歳入が103億311万1,763円、歳出が99億4,186万2,252円で、差引剰余金は3億6,124万9,511円と相成っております。
決算の概要並びに審査につきましては、お手元にお渡ししてあります決算審査の意見書のとおりであります。
介護保険制度の施行から6年が経過し、平成17年度は第2期事業計画の最終年に当たり、急速な高齢化の進展と需要の拡大により介護保険事業は益々重要なものとなっています。
また、昨年11月に組合管内の構成市町で合併があり、新たに福岡町が高岡市と合併し、組合から脱退しました。このため、これに対応した介護保険システムの改修や電算機器の整備が行われました。
基金については、基金条例の設置目的に沿って執行されており、適正に運用されております。
今後とも、健全財政を維持し効率的な運用に努めながら、多様化するニーズの中で更なる事業の発展を望むものであります。
最後に、審査に付されました決算書並びに付属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算計数は、証拠書類及び諸帳簿と符合し、適正に処理されていたことを申し上げ、簡単ではありますが、決算審査のご報告といたします。
○議長(島田 勝由
君)
この際、暫時休憩いたします。
[午後 3時20分]
―議案説明会開催―
議案第16号〜第17号(採決)
[午後4時30分 再開]
○議長(島田 勝由 君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一般質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
質問の通告はございません。この際、質疑はございませんか。
(「質疑なし」と発言する者あり)
質疑なしと認めます。これより討論に入ります。討論はございませんか。
(「討論なし」と発言する者あり)
討論なしと認めます。
これより議案第16号、議案第17号並びに報告第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第16号 平成18年度 砺波地方介護保険組合 介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
本案件を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立全員)
起立全員であります。
よって議案第16号については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第17号 平成17年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の決算の認定について
本案件を原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立全員)
起立全員であります。
よって議案第17号については原案のとおり認定されました。
次に報告第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
報告第2号 専決処分の承認を求めることについてを原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立全員)
起立全員であります。
よって報告第2号は原案のとおり承認されました。
閉会中の継続審査
次に、日程第4 閉会中の継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員会から、お手元にお配りしてあるとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と発言する者あり)
ご異議なしと認めます。
よって、議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定をいたしました。
以上をもって、本定例会に付議されました諸案件の審議はすべて議了いたしました。
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