議案第9号〜第10号(提案理由説明)

 次に日程第3 施政方針並びに議案第9号及び第10号、平成19年度砺波地方介護保険組合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)外1件、及び報告第1号及び第2号、専決処分の承認を求めることについて外1件を一括議題といたします。

提案理由の説明を求めます。

 理事長 安念 鉄夫 君

 【安念理事長登壇】

 

○理事長(安念 鉄夫 君)

提案理由の説明を行います。

本日ここに、砺波地方介護保険組合議会8月定例会を開催いたしましたところ議員各位には、ご多忙中にもかかわらず、ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。

はじめに、介護保険事業の状況について申し上げます。

介護保険制度が施行されて以来7年が経過し、本年度は、第3期事業計画の第2年次目となります。昨年4月からスタートした「新予防給付」、「地域支援事業」等も、徐々に軌道に乗りつつありますが、特定高齢者の把握、介護予防事業への参加率の向上策等、まだまだ課題が残されております。そのほかにも、現在検討中であります療養病床の削減、介護保険料のあり方の見直し等、今後さらに改善していかなければならない状況下にあります。

いずれにしろ、改定の動向を見極め、被保険者、サービス利用者本位の制度となるよう国、関係機関に働きかけてまいりたいと考えております。

次に、組合管内の状況につきましては、3月末現在で要介護認定者数が5,573人となり、管内の65歳以上人口37,128人の15.0%の方が認定を受けておられます。平成18年度の介護サービス受給者(月平均)は、在宅者3,202人と施設入所者1,514人を合わせて、4,716人であります。これらに対する介護保険給付額は1か月当り751,213千円で、内訳は居宅が319,122千円、施設が397,049千円、その他 35,042千円となっており、居宅サービスが昨年度に引き続き若干の伸びを示しております。

次に、平成18年度の一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算につきましては、実質収支で、それぞれ9,354千円と146,229千円の黒字決算になったところであります。

特別会計において、保険給付費総額は9,014,553千円となり、一昨年10月からの介護保険施設等の居住費・食費の見直し及び同年11月の市町村合併による福岡町の脱退もあり、前年度と比較して5.2%の減となっております。

一方、保険料の収納につきましては、現年度調定額1,710,823千円に対し、収納済額1,700,180千円で、収納率は99.4%となり、前年度と同様になっております。今後とも、構成市と連携を密にし、収納率向上に努めてまいりたいと考えております。

また、広域的に取り組んでいることが、電算処理や介護認定審査会、認定調査等の事務効率化、さらには経費節減につながっているものと存じております。

今後とも、健全な財政運営に努めるとともに、効率的な事務事業の推進に努めてまいりたいと存じますので、議員各位のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

なお、この機会に、砺波地区老人福祉施設組合との統合について申し上げます。

かねてから、組織の簡素化、事務の効率化を図るため、当該組合より統合の申し入れがあり、構成3市及び関係機関とも協議の上、施設整備事業完了後に統合することにいたしており、先般、「楽寿荘」増改築工事が竣工いたしましたことから、来年度の統合に向け、条件整備等の協議を進めております。

これより、本日提出いたしました議案等についてご説明申し上げます。

議案第9号 平成19年度介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ117,243千円を追加補正し、歳入歳出予算総額は、10,047,243千円となるところであります。

この補正の内容は、準備基金積立金及び前年度の介護給付費国庫負担金等の返還金が生じましたので、精査のうえ計上いたしたものであります。

次に、議案第10号 決算の認定につきましては、平成18年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して議会の認定を求めるものであります。

次に、報告第1号につきましては、急を要し専決処分をいたしました条例改正3件、平成18年度介護保険事業特別会計補正予算(第3号)1件について、議会に報告し承認を求めるものであります。

次に、報告第2号につきましては、平成18年度介護保険事業特別会計において、やむを得ず平成19年度へ繰り越した事業費について、法令の定めるところにより議会に報告するものであります。

以上をもちまして、介護保険の状況と本日提出いたしました議案等の説明といたします。

何とぞ、慎重にご審議のうえ、可決、認定及び承認を賜りますようお願い申し上げます。

  【 安念理事長 降壇 】

              

決算審査報告

○ 議長(大西 正隆 君)

次に、監査委員から平成18年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計歳入歳出決算審査結果の報告がございます。

 監査委員 柳原 和夫 君

  【 柳原監査委員 登壇 】

 

○ 監査委員(柳原 和夫 君)

決算審査の結果報告を申し上げます。

平成18年度の砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出決算につきましては、去る7月12日に砺波市高齢者能力活用センターにおいて審査したところでございます。

以下、決算審査の状況について簡単にご報告申し上げます。

検査の方法につきましては、平成18年度砺波地方介護保険組合の一般会計及び介護保険事業特別会計の歳入歳出が、議会で議決された科目に従って適正に執行されているか否かを確かめ、収入及び支出済額につきましては、議決予算書並びに証拠書類等に基づいて作成された現金出納簿などと計数照合を行ないました。

また、歳入歳出事項別明細書及び実質収支に関する調書の点検を行なうとともに、これまでに実施した例月出納検査の状況を参考にして、関係職員の説明を求めながら、審査を行なったところであります。

決算状況につきましては、当年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額の合計は、歳入が983,1735,979円、歳出が967,2464,364円で、差引剰余金は15,9271,615円と相成っております。

決算の概要並びに審査の内容につきましては、お手元にお渡ししてあります決算審査の意見書のとおりであります。

さて介護保険制度は開始から7年が経過し、平成18年度は第3期事業計画の初年度に当たり、急速な高齢化の進展と需要の増大により、介護保険事業は益々重要なものとなっております。

そこで、国の制度改正による予防重視型システムへの転換に基づき、地域支援事業及び地域密着型サービスの導入が図られ、構成市と連携した効果的な事業展開が必要となっております。また、保険料についても見直され、賦課区分が6段階から7段階へと、低所得者層へ配慮されたものとなり、平均の基準月額も200円増の3,700円に抑えられております。

なお、介護給付費準備基金につきましても、基金条例の設置目的に沿って執行され、適正に運用されております。

今後とも、多様化するニーズの中で、健全財政を維持し、効率的な運用に更なる努力を望むものであります。

最後に、審査に付された決算書並びに付属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算計数は、証拠書類及び諸帳簿と符合し、適正に処理されていたことを申し上げ、簡単ではありますが、決算審査のご報告といたします。

  【 柳原監査委員 降壇 】

 

○議長(大西 正隆 君)

 この際、暫時休憩いたします。

[午後3時13分 休憩]

―議案説明会の開催―

                   

議案第9号〜第10号(採決)

[午後4時25分 再開]

○議長(大西 正隆 君)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これより一般質問並びに提出案件に対する質疑を行います。

 質問の通告はございません。

この際、質疑はございませんか。

 (質疑なし)

 質疑なしと認めます。

 これより討論に入ります。

 討論の通告はございません。

この際、討論はございませんか。

(討論なし)

 討論なしと認めます。

これより議案第9号及び第10号並びに報告第1号を採決いたします。

 お諮りいたします。

  議案第9号 平成19年度砺波地方介護保険組合介護保険事業特別会計補正予算(第1号)

 本案件を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

  (起立全員)

 起立全員であります。

 よって議案第9号については、原案のとおり可決されました。

 次に、お諮りいたします。

  議案第10号 平成18年度砺波地方介護保険組合一般会計及び介護保険事業特別会計算の認定について

 本案件を、原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

  (起立全員)

 起立全員であります。

 よって議案第10号については、原案のとおり認定されました。

次に、報告第1号を採決いたします。

 お諮りいたします。

報告第1号 専決処分の承認を求めることについて

本案件を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。

 

(起立全員)

 起立全員であります。

よって報告第1号は原案のとおり承認されました。

なお、報告第2号につきましては、議会への報告事項ということで、先ほど理事長から提案理由で説明のあったとおりですので、ご承知おき願います。